引っ越しをしたら運転免許証の住所変更をしなければいけません。しかし、どこで手続きをすれば良いか、何を準備すればいいかわからないと悩んでいる方も多いでしょう。そこで今回は引っ越し時の運転免許証の住所変更手続きの仕方をまとめていきます。運転免許証の住所変更をしなかった場合や手続きする際のポイントについても紹介しますね。

引っ越し後は運転免許証の住所変更をする

引っ越しをした後は運転免許証の住所変更をしなければいけません。住所変更をする際の明確な期限は設けられていませんが、引っ越しをした後はすぐに手続きを行うことが大切です。道路交通法第94条第1項で定められているので、速やかに手続きをしなければいけません。運転免許証の住所変更をするときの流れですが、手続きできる場所は引っ越し先の住所によって違います。

まずは手続きできる最寄りの場所を確認しておきましょう。手続きできる場所は都道府県内の運転免許更新センター、運転免許試験場、地域の警察署の3つです。手続きする場所を決めたら、必要な書類を準備しましょう。必要な書類は運転免許証、新住所が確認できる書類、印鑑、申請用の写真です。代理人が手続きする場合は委任状と代理人の本人証明書類が必要となります。

また、外国国籍の方は在留カードと特別永住者証明書などの提出が必要になるので、確認しておきましょう。運転免許証の住所変更をする際の費用はかかりませんが、住民票を取得するときに多少の費用がかかります。そちらは自己負担になるので、注意しておきましょう。必要な書類を準備したら窓口で住所変更の手続きを行います。窓口に「運転免許証記載事項変更届」があるので、 必要な欄を記載して提出します。提出したら運転免許証の裏面に新しい住所が記載されるので、手続きは完了です。

免許証の住所変更をしなかったらどうなる？

先にお伝えしたように、免許証の住所変更は道路交通法で定められています。もし住所変更がされていなかった場合は、法律により20,000円以下の罰金又は科料に課せられる場合があります。手続きの期限は明確には決まっていませんが、住所変更を忘れてそのままにしておくと罰金を払わなければいけなくなるので注意してください。何度も言うようですが、住所変更の手続きの期限は明確に定められていませんが、引越ししたら速やかに行うことが大切です。

ちなみに、運転免許証に記載されている住所が古いものだと本人確認書類として受理されない場合もあります。また、住所変更をしないと免許更新のお知らせハガキなども古い住所に送られるので、更新期限に間に合わず免許証が失効してしまう場合も考えられます。気づかなかったとしても、失効した免許証で運転をすると無免許運転になるので注意してくださいね。

免許証の住所変更をするのに知っておきたいポイント

最後に、免許証の住所変更をするのに知っておきたいポイントについてまとめていきます。

1つ目は手続きに時間がかかることを想定しておきましょう。手続きの際は「運転免許証記載事項変更届」を提出するだけですが、混雑状況によっては1時間以上待たなければいけない可能性もあります。特に休日は多くの人が訪れているので、手続きに時間がかかるかもしれません。混雑を避けてスムーズに手続きをしたいなら平日に行くのがおすすめです。

2つ目は手続きできない期間があることです。施設によって窓口の時間は違い、営業時間外だともちろん手続きを行うことができません。施設によって休肝日や営業時間が違うので、事前に調べておきましょう。

3つ目は住所変更手続きと更新手続きが一緒に行える場合があることです。運転免許証の更新期間と引っ越しの時期が重なった場合は、まとめて手続きが行える場合があります。ただし、新しい住所に免許更新はがきが届くように、郵便局に転居届を出しておきましょう。新しい住所にはがきが届かないと、免許証の更新を忘れてしまう恐れもありますからね。

4つ目は住所以外の記載事項も変更できることです。運転免許更新センターや地域の警察署などでは住所だけではなく、本籍や氏名等の記載事項も変更できます。もし記載事項で変更したい部分があるのであれば、まとめて手続きをすると良いでしょう。回は引っ越しで運転免許証の住所変更をする方法についてまとめていきました。引っ越し前後は忙しくてバタバタするかもしれませんが、忘れないうちに住所変更の手続きをする必要があります。速やかに手続きをしないと忘れてしまい、後々に罰金が課せられてしまう恐れも。手続きの方法はそんなに難しいものではないので、時間が空いたらすぐに変更の手続きをするようにしましょう。また、住所変更の手続きを行う際は必要な書類がたくさんあるので、忘れないように注意してください。役所に行けばすぐに発行してもらえるものばかりなので、必要な書類を取りに行くのにそこまで時間はかかりませんよ。スケジュールに余裕を持った上で手続きを行うようにし