荷造りのコツ・ものを捨てるコツ・引っ越し後の片付けのコツをまとめて紹介
引っ越しの際に必ず必要な作業の一つに、荷造りがあります。特に荷物が多い場合は、荷造りで苦労することも増えることでしょう。そこで今回は、荷造りのコツ、ものを捨てる判断のコツ、引っ越し後の荷物の型付けのコツの3つをまとめて紹介します。本記事を参考に、少しでも引っ越しの手間を軽減してください。
荷造りのコツ
引っ越しの荷造りをスムーズに進めるためのコツは、以下の5つです。
梱包する荷物量を減らす
引っ越しの前に、使っていない家具や電化製品を処分したりリサイクルショップやフリマサイトで売却することで、梱包すべき荷物を減らしましょう。不要な物を事前に「捨てる」「売る」「寄付する」と整理しておくと、荷造り中に迷わず判断できます。
荷造りに取り掛かる前に順序を決める
荷造りを始める前にスケジュールを立て、梱包する順番を決めましょう。基本的には、使用頻度が低いアイテム(本や季節物の衣服など)から梱包を始め、部屋ごとにグループ分けするのがセオリーです。
計画を立てることで、引っ越し日直前に必要な物を先に梱包してしまうことを防げます。
梱包材や緩衝材は多めに用意する
梱包作業が進む中で、梱包材や緩衝材が足りなくなると、作業が滞ってしまいます。気泡緩衝材や古新聞、不要なタオルなどを多めに用意しておくと安心です。
重たい荷物からすき間がないように梱包する
ダンボールの重さは「一人で持てる重さ」にしましょう。重い荷物は底に入れ、軽い荷物は上に載せることで重心が安定します。
また、荷物に隙間ができないように新聞紙やチラシを詰めると、破損を防げます。食器類などは立てて梱包するのがポイントです。
ダンボールの上部と側面に荷物の中身を記入する
荷物を梱包したら、ダンボールの上部と側面に中身を記入しましょう。部屋ごとに分類し、具体的な内容物も書いておくと、引っ越し後の荷ほどきがスムーズに進みます。
また、荷物が多い場合は「寝室 寝具1/5個」のように個口数を記入しておくと、荷物の紛失を防げます。
ものを捨てる際の判断のコツ
引っ越しの際は不要なものを処分する絶好の機会です。荷造りを始める前に、不要な物を見極める基準を持つと、効率的に整理できます。以下の5つのポイントを参考にして、必要なものだけを新居に持っていくようにしましょう。
1年以上使っていないものがある
通年使うものなら1年以上、シーズンものなら1シーズン以上使っていないものは、無理に持って行く必要はありません。使用頻度が低いものは処分対象として判断し、荷造りの際に無駄な荷物を減らしましょう。
代わりになるものがある
現物で持っているものに代替手段がある場合は、それを処分することをおすすめします。たとえば、紙の書籍やCDは電子書籍やダウンロード版、サブスクリプションで代替できる場合があります。
これにより、物理的な荷物を減らすことができ、必要なら中古買取店で売却して金額を得ることも可能です。
なんとなく持っているもの
プレゼントや記念品など、捨てるのが心苦しいものもあります。しかし実際に使っていない、または必要性を感じない場合は処分することを検討しましょう。
「なんとなく持っている」「もったいない」といった理由で物を残すのは、荷造りの効率を悪くします。強い理由がない場合は手放してしまう方がすっきりします。
見た目が悪くなっているもの
毛玉ができたり、ほつれが目立ったりしている衣服や、修理が難しいものは処分しましょう。修復しても使いづらいものや、見た目が悪くなるだけのものは、引っ越しを機に手放すことをおすすめします。
これにより荷物も減り、引っ越し後の整理が楽になります。
似たようなアイテムがある
特に衣服などは、似たようなアイテムを何点も持っていることがよくあります。例えば、Tシャツは3枚まで、帽子は2つまでと決めて、実際に使用頻度が高いものだけを残しましょう。
複数持っていると無駄にスペースを取るため、本当に必要なものだけを選んで整理することが重要です。
引っ越し後に早く荷物を片付けるコツ
引っ越し後は、スムーズに新生活を始めるためには荷ほどきの作業が重要です。ダンボールが部屋に残らないよう、効率的に片付けるためのポイントを以下にまとめました。
大型家具・家電の配置を決めておく
冷蔵庫やタンスなどの大型家具や家電は、一度設置すると移動が難しくなります。そのため、引っ越し前に配置場所をしっかり決めておきましょう。使用頻度や見た目を考慮して、最適な場所に配置することが大切です。
使用する部屋ごとに荷物を運び込む
荷物は部屋別に運び込むと、荷ほどきがスムーズになります。ダンボールには中身や設置場所を記載しておくと、後で整理しやすくなります。
また、運び込まれた荷物の数が合っているか確認しておくと、見落としを防げるでしょう。
収納スペースや収納用品を用意する
荷物を部屋ごとに分けたら、すぐに荷ほどきを始めるのではなく、収納スペースを確認してから収納用品を用意しましょう。収納用品がなければ、荷物を開けても散らかってしまいます。
押し入れやクローゼットは、荷物を入れる前に換気したり除湿剤を置いたりして準備しておくと良いです。
使用頻度の高い荷物を取り出しやすくする
日常生活で必要なものから優先的に荷ほどきをしたい場合、ダンボールに印を付けたり、ガムテープの色を変えたりする方法が有効です。例えば、カーテンやトイレットペーパーは黄色のテープを使い、割れ物や壊れやすいものは赤色のテープで識別しておくと、取り出しやすくなります。
まとめ
引っ越しの際、荷造りや片付けは大きな負担になることがありますが、効率的に進めるためのコツを押さえておくとスムーズに作業を進められます。荷造りでは不要な物を事前に処分し、梱包順序を決め、適切な材料を用意することが重要です。また、物を捨てる際には使わないものや代替可能なものを見極め、整理を徹底しましょう。引っ越し後は、部屋ごとに荷物を運び込み、収納スペースを整え、使用頻度の高いものを優先的に取り出すことで、早く新生活を始められます。