「引っ越しの挨拶は必要なのか？」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか？実際に他の人たちが引っ越しの挨拶をしているかどうかも気になるところ。そこで今回は引っ越しの挨拶回りはしたほうがいいのか、挨拶のタイミングや時間帯、おすすめの手土産についてまとめていきます。

引っ越し挨拶は必要？  

多くの人が悩んでいるであろう「引っ越しの挨拶は必要かどうか」。結論からいえば、引っ越しの際は旧居、新居どちらの場合も、挨拶回りはしておいた方がいいです。とはいえ、最近では引っ越しの際の挨拶まわりをしていない人も多くなっています。挨拶回りをしないのは、防犯の意識から「あまり他人と関わりたくない」といった理由からです。

しかし、とくに一戸建てに住む場合は住民との交流がこれから増えることもあるため、挨拶回りはしておいた方がよいでしょう。挨拶をしておかないと、後々になって住民トラブルに巻き込まれる恐れもあります。マンションやアパートの場合、必ずしも引っ越しの挨拶が必要というわけではありませんが、最初に一声掛けておくだけでも印象はよくなります。

引っ越しの挨拶を行うタイミングと時間帯

引っ越しの挨拶を行うタイミングと時間帯は、相手のことも考えなければいけません。引っ越し前後は忙しく、バタバタするかもしれませんが、時間帯を考えた上で挨拶まわりに行くことが大切です。旧居での挨拶回りは、引っ越しの前日には済ませておくようにしましょう。前日に済ませておくことで時間と心に余裕が持てますし、引っ越しする寸前になって慌てる必要がありません。

新居でもできるだけ事前に済ませた方がよいですが、時間がない場合は引越し当日や遅くても翌日には済ませるようにしましょう。住民の人たちと良い関係を築くためにも第一印象が大切になるので、身なりを整えて笑顔で挨拶回りをすることがポイントです。不在の場合は時間帯を変えて再度訪問してみましょう。訪ねて3度目でも不在だった場合は、仕方がないので挨拶状を書いて残しておけば充分です。ただし、挨拶場を残しておく場合は手土産をドアノブや家の前に置いておくのは不審に思われるので避けてください。

挨拶回りをする範囲

挨拶参りをする範囲ですが、関わりが多くなりそうな人を中心に挨拶をしていきましょう。一戸建ての場合は両隣、向い3軒、真後ろのお宅に挨拶をするのが一般的です。集合住宅の場合は両隣、真上、真下の部屋に挨拶をするのが一般的なマナーとなっています。

また、大家さんや管理員さんにも挨拶をしておくと、何かあったときに相談がしやすくなります。一戸建ての場合は、できれば地域の自治会長にも挨拶をしておくといいですね。集合住宅にしろ一戸建てにしろ、どうしても関わらなければいけない人がいますから、しっかり挨拶しておくことでトラブルの少ない程良い関係を築けますよ。

引っ越しの挨拶におすすめの手土産

最後に、引っ越しの挨拶におすすめの手土産をまとめていきましょう。引っ越しの挨拶の手土産の相場としては、およそ500円〜1,000円程度です。あまり高いものを贈ると逆に気を使わせてしまうので、プチギフトで充分です。手土産としておすすめのアイテムを3つ紹介します。

1つ目は「タオル」です。タオルは日常品としてよく使うアイテムで、多めに持っておいて損はありません。家の中だけではなく外出先でも使うものなので、喜ばれやすいでしょう。

2つ目は「洗剤」です。洗剤も生活をしていく上でよく使うアイテムですよね。洗剤や石鹸といっても、最近ではオーガニック志向の方やこだわりが強い方もいるので、体に使うようなボディーソープなどはやめておいたほうが無難でしょう。

最後は「お菓子」です。手土産にお菓子を選んでいる人はとても多いですね。お菓子はできるだけ小分けのもので、複数人で食べられるものを選ぶようにしましょう。また、あまりに賞味期限が短すぎるお菓子はNGです。お菓子は気軽に受け取れますし、小腹が空いた時にも食べられるので、喜んでもらいやすいですよ。手土産を選ぶ際は相手が困らないものを渡す必要があります。手土産を選ぶのに迷った際は、お菓子か日常品を選ぶとハズレる可能性は少ないでしょう。

今回は、引っ越し時の挨拶回りは必要かどうか、タイミングとおすすめの手土産を紹介しました。近くに住民がいる場合は挨拶程度といえども、関わる機会が多いので挨拶回りはしておいた方が良いでしょう。挨拶回りをしておいた方が後から挨拶をする手間が省けますし、ご近所と良い関係を築くことができます。挨拶回りの際は手ぶらではなく、手土産を持っていくのがベター。手土産は高いものなくて充分です。手土産選びに迷った際は、今回紹介したアイテムをぜひチェックしてみてくださいね。引っ越しの際は忙しくてバタバタするかもしれませんが、今後の関わりのことも考えて挨拶回りはできるだけしておきましょう。