引っ越し料金が安くなるのはいつ?費用を抑えるポイントなどを紹介
少しでも費用を抑えて引っ越しをしたいと考えている方も多いでしょう。実は引っ越し料金を安く抑えられる時期があることを知っていましたか?引っ越し料金が安くなる時期に引っ越しをすれば初期費用が抑えられるので、お財布にも優しいですよね。今回は引っ越し料金が安い月と高い月についてまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください。
引っ越し料金が安い月と高い月
まずは引っ越し料金が安い月と高い月について見ていきましょう。実は引っ越し業者には依頼が少ない通常期と依頼が増える繁忙期があるのです。引っ越し料金が安くなるメカニズムには、この通常期と繁忙期が影響していました。大手引っ越し業者の料金をいくつか調べてみると、引っ越し料金が最も安くなるのは12月と1月で、逆に最も相場が高くなるのが3月です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは単身者の場合です。年間をとおして単身者の引っ越し推移を見ていくと、最も安いのが10月で、最も高いのが3月という結果になりました。10月は約30,000円代後半が相場となっているのですが、3月に引っ越しをした場合はなんと60,000円〜70,000円の費用が必要になります。およそ2倍も料金が違うのは驚きですよね。
続いて家族の引っ越しの場合について見ていきましょう。家族の引っ越し見積もりが最も安いのは12月で、高いのは3月という結果になりました。料金が安い12月では2人暮らしでおよそ75,000円、4人家族で80,000円台前半が費用相場となっています。しかし、3月になると2人家族でおよそ130,000円、3人家族以上では150,000円以上の費用が必要になります。
引っ越しをする時期によってこれだけ費用の相場に差があると、タイミングがとても重要なことがわかりますね。なぜ3月〜4月が引っ越し料金の相場が高くなるのか、それは引っ越しシーズンだからです。進学や転勤の時期でもあるので、多くの方が引っ越しをするいわば繁忙期となります。
賃貸物件の家賃や初期費用が安い月と高い月
続いて、賃貸物件の家賃や初期費用が安い月と高い月について見ていきましょう。賃貸物件の家賃が最も安い時期は初夏から8月ごろで、最も家賃が高い時期はやはり3〜4月中旬にかけてです。年末ごろになると推薦入学で学校が決まった学生が物件を探し始め、新社会人なども引っ越しを始めていくので、3月にピークを迎えることになります。この時期は入居者が多いシーズンになるので、不動産会社や大家も強気の料金設定をしています。
しかし、この繁忙期を超えると入居者の数も落ち着いてくるので、料金が安くなっていくのです。夏ごろになると家賃だけではなく敷金や礼金などの初期費用も安くなっていく傾向があります。今から引っ越しを考えているのであれば、10月〜12月、もしくは夏ごろに計画を立てると良いでしょう。初期費用や引っ越し料金を安く抑えられるので、その分生活費に充てることができますよ。
引っ越し時期が決まっている人でも費用を抑えるポイント
中には引っ越し時期が決まっていて、もう変更ができない方もいるでしょう。実は引っ越し時期が決まっている場合でも費用を安く抑えるポイントがあるのです。
1つ目は引っ越し費用が安い業者を探すことです。引っ越し業者によって価格設定は違うので、比較サイトで比べてみて一番安いところを選んでみましょう。
2つ目は料金カレンダーから安い日を選ぶことです。土日は多くの人が引っ越し作業に勤しむので、料金が高くなる場合があります。しかし、平日であれば引っ越し作業をする人が少ないので、そのタイミングを狙えば料金を安く抑えられる場合があるのです。業者によってお得な引っ越し料金カレンダーを設けているところもあるので、事前にチェックしておきましょう。
3つ目は格安の賃貸物件を借りて費用を安くすることです。賃貸物件の家賃と初期費用を抑えることができれば、引っ越し全体の総合費用を節約できます。総合費用を節約するためにも、フリーレント物件もしくは敷金礼金なし物件が狙い目です。フリーレント物件とは入居してから数ヶ月の間家賃の支払いが免除されている物件のことをいいます。数ヶ月の間は支払いが免除されるので、その分の家賃費用を大幅にカットできるのです。
フリーレント物件は都会では多いイメージですが、まだまだ地方では採用されていないところも多いです。とは言えフリーレント物件は全国にあるので、引っ越しする地域に物件がないか探してみてくださいね。敷金礼金なし物件は初期費用において大幅な部分を占める敷金と礼金が無料になっている物件です。初期費用を格段に抑えられるので、全体的な引っ越し費用も安く抑えることができます。
引っ越しの時期が決まっている場合は、上記のポイントを参考にしてみてくださいね。
今回は引っ越し費用の安い月と高い月についてまとめていきました。時期によって引っ越し費用の相場が変わることに驚いた方も多いのではないでしょうか?引っ越しをする際はその他諸々の費用がかかってくるので、できれば安く抑えたいところですよね。引っ越し後の生活にゆとりを持たせるためにも、今回紹介したポイントを参考にして引っ越しを検討してみてください。できるだけ引っ越し費用を抑えて、生活費に回しましょう。