引っ越しに合わせて家電を一新したい!冷蔵庫や洗濯機の処分方法とは
3月、4月は1年の中でもっとも引越しの多いシーズンであり、新たな環境でスターをする方も多くおられるでしょう。はじめての一人暮らし、結婚をしての共同生活など理由はさまざまですが、今回は引っ越しを機に家電を一新したいが処分の仕方やお得に処分する方法がわからない方向けに詳しく解説をします。
引っ越し時に家電を処分するメリット・デメリット
引っ越しを機に家電を処分するにはメリットとデメリットがあります。家電の中でも大型家電と呼ばれる冷蔵庫や洗濯機については、頻繁に買い換えるものではないですが、逆にいえば引っ越しを機に買い換えるチャンスでもあります。製品の使用年数や状態によっては処分を検討する方もいると思われるためメリットとデメリットを理解して適切に判断をして下さい。
メリット
まずはメリットからです。
・引っ越し業者が処分してくれる
引っ越しは総力戦です。当日は自身や引っ越し業者はもちろん、家族・友達までもが一同に揃うチャンスなので、人手や運搬車両があるときに合わせて処分をすることで時間と体力の消費を抑えられます。
・家電を一新できる
新居に合わせたデザインの家電にでき、最新の家電を使えます。新居に合わせて購入するので新生活をより充実させ快適にさせてくれます。
・引っ越し費用を抑えられる可能性がある
現在使用している製品(発売時期、使用年数など)によっては引っ越し業車が買取をしてくれる場合があります。その際は引っ越し費用から買取価格分を差し引いてくれますので、引っ越し費用が多少抑えられます。
デメリット
基本的に大きなデメリットはありませんが注意点を含めてお伝えします。
・自治体や回収業者へ処分の依頼をする必要がある
冷蔵庫や洗濯機は一般ごみと違い家電リサイクル法に分類されるリサイクル家電となるので、処分をする際は自治体や回収業者へ処分依頼をする必要があります。
・引越し費用と別に処分や買い替え費用がいる
当然ですが、処分費用と買い替え費用で出費が増えます。
・悪徳業者によるトラブルに巻き込まれる場合がある
稀なケースではありますが、業者をあまり調べずに依頼をしてしまうと悪徳な業者に引っかかり、トラブルに巻き込まれる場合があります。
引っ越し時に冷蔵庫や洗濯機を処分する方法
まず、冷蔵庫や洗濯機のような大型家電を処分するには費用がかかることがあります。また、冷蔵庫や洗濯機はリサイクル家電に指定されていますが自治体によっては回収をしていない場合もあるので、お住まいの自治体に問い合わせるか、ホームページで処分方法を確認する必要があります。
その上で、ご自身に最適な処分方法を決める訳ですが、ここでは一般的な処分方法をお伝えします。
・自治体に回収してもらう
もっとも一般的な方法で費用も抑えられることが多いですが、自治体の粗大ごみ受付センターへ事前に申し込みをして、回収に来てもらう必要があります。
・回収業者へ依頼する
自治体に回収してもらうよりは費用が高くなることがありますが、引越しまで時間がない場合には便利です。
・リサイクルショップで買取をしてもらう
ブランド製品や比較的新しい商品であれば買取をしてもらえる可能性があります。
・家電量販店やメーカーに回収を依頼する
冷蔵庫や洗濯機など買い替えをする場合には、購入する家電量販店やメーカーが搬入を行う際に、古い冷蔵庫や洗濯機を回収してもらえます。また、処分だけをしたい場合でも家電量販店やメーカーは、リサイクル法によって引き取りの対応に応じるように義務付けられているため回収を依頼できます。
・指定引取場に持ち込む
指定取引場所は一般財団法人、家電製品協会、家電リサイクル券センターのサイトで確認できます。指定場所への持ち込みをする場合は収集運搬料金を削減できるので費用を抑えられますが、リサイクル料の支払いは必要となるので事前に郵便局で家電リサイクル券を購入しましょう。
冷蔵庫や洗濯機を処分する前にしておくべきこと
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を処分するには準備が必要となりますが、とくに冷蔵庫は引っ越しをする直前まで使用する可能性があります。当然ですが中に入っている食品は使い切るか処分をする必要があるので必要最低限の買い物を心がけましょう。そのほかにもいくつか処分前に準備しておくべきポイントがあります。
動線を確保しておく
大型家電を処分する際には荷物が邪魔になって家電が運び出せなくなることもあるのであらかじめ家電が通れる動線を意識しながら荷物を準備してください。
冷蔵庫の霜を取る
冷蔵庫は処分する2~3日前から中身を空にして霜を溶かしておきましょう。製氷機をオフにして扉を開いた状態で15時間放置していれば霜が溶けていきます。
冷蔵庫・洗濯機の水を抜いておく
冷蔵庫と洗濯機は水抜きを必ずしてください。とくに洗濯機は水が溜まりやすいので運搬中に水が出てしまい、まわりの荷物や床が水浸しになる恐れがあります。
冷蔵庫や洗濯機を処分するときの注意点
先述した通り、引っ越し当日にトラブルにならないように冷蔵庫や洗濯機の処分についてはよく調べてから取りかかる必要があるとお伝えしましたが、主だった注意点についてお伝えします。
引っ越しまでに間に合うのか
引越しシーズンが近くなると、粗大ごみや廃品回収の予約がいっぱいになるので、冷蔵庫や洗濯機を処分するのであればすぐに回収依頼の問い合わせをしてください。
自治体や家電量販店で引き取り、回収をしているかを確認する
住んでいる自治体によっては冷蔵庫や洗濯機を回収していない場合もあります。また、家電購入店舗が閉店や移転などでなくなっている可能性もあるのでいずれも確認が必要です。
不用品回収許可を得ている業者なのか
不用品を回収するには一般廃棄物運搬処理業の免許と各自治体からの許可が必要になります。悪徳業者に依頼した場合は不法投棄や不当な料金を請求されるなどのトラブルに巻き込まれる恐れがあるので、必ず免許を持っているかを確認しましょう。
まとめ
引っ越しは時間と費用が必要となりますが、突然引っ越しをしないといけない状況もあります。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は自身での運搬が難しいので、回収業者に依頼することになるでしょう。万が一の場合に備えて普段からある程度調べられることは事前に確認しておきましょう。また、不要なものは断捨離することをおすすめします。