引っ越し業者の作業中は何をすればいい?どこにいれば邪魔にならない?
引っ越し業者の作業員が荷物や家具の出し入れをしているとき、どこで何をしていればよいか悩む方は多いでしょう。作業員に交じって引っ越し作業の手伝いをしたり、任せきりにしたりして外出するといった行動は、作業に支障をきたすことがあります。そこで、引っ越し業者の作業中に、依頼者はどこで何をしていればよいのか解説しましょう。
引っ越し業者の作業中は何をする?
引っ越し業者の作業中に依頼者に求められることは、作業員のそばにいることです。引っ越し作業においては、積み残しの有無の確認や家具の設置場所など、依頼者に指示を仰ぐ必要のある場面が何度もあります。指示が必要なときに依頼者がそばにいないと、作業がスムーズに進みません。
たとえば、大型家具の搬入時に設置場所がわからないと運び入れることができないため、やむを得ず搬入する順番を変えることもあり、先に運び込んだ荷物や家具が邪魔になって大型家具の搬入が難しくなります。引っ越し業者の作業中は、作業員のそばにいることを第一に意識しましょう。
引っ越し業者の作業中はどこにいればよい?
作業中は作業員のそばにいるとしても、作業員は荷物や家具の出し入れで忙しく動き回っています。作業員が行き交う中で、どこにいれば作業の邪魔にならないのでしょうか。
作業を見守るにはキッチンがおすすめ
引っ越し前の旧住居でも、引っ越し後の新住居でも、作業中に待機する場所としてはキッチンがおすすめです。その理由は、引っ越し作業の流れにあります。引っ越しにおける荷積みでは、小型の荷物をトラックの前方に積み、大型家具をトラックの後方に積むのが一般的。これは、引っ越し先で荷下ろしをする際、大型家具を運びやすくするためです。先に小型の荷物や家具を新居に搬入してしまうと、大型家具の搬入時に邪魔になってしまい作業に支障が出てしまいます。
新居への大型家具の搬入をスムーズに進めるため、引っ越し作業において大型家具は旧居から後で運び出され、新居へ先に運び入れられるのが一般的です。大型家具の中でも冷蔵庫は新居での設置場所がわかりやすいことから、最後に運び出され、最初に運び入れられる傾向にあります。このため、引っ越し前でも引っ越し後でも、キッチンにいれば作業員の邪魔になりにくいのです。
トラックのそばで積み込み作業を確認する
キッチン以外の場所としては、トラックのそばも邪魔になりにくく、作業を確認できる場所としておすすめです。実際に積み込まれた荷物や家具の状態を確認することは、作業員に適度な緊張感を与えるだけでなく、丁寧に荷積みがされているのを実際に見ることで安心感も得られます。複数の人が慌ただしく出入りすることを息苦しく感じる方は、トラックのそばで待つのもよいでしょう。
引っ越し業者の作業中に気を付けること
引っ越し業者の作業中に気を付けることとしては次の3点があります。
外出は極力控える
引っ越し中に依頼者が外出すると、作業員が必要な指示をもらえなくなるため、作業が滞ってしまいます。引っ越し作業中はキッチンなどの邪魔になりにくい場所で待っているものと考えて、待つ時間を過ごす方法を用意しておくことをおすすめします。外出が必要になったときは、外出する旨を作業員に伝えるだけでなく、どのくらいの時間で戻ってくるかも伝えておくとよいでしょう。
子どもやペットが作業の邪魔にならないようにする
小さな子どもがいる場合や犬や猫などの動き回るペットを連れている場合、引っ越し作業中の作業員に近づかないように気を付けましょう。作業中に子どもやペットが歩き回ると、家具や内装が破損する恐れがあるだけでなく、子どもやペットがけがをするかもしれません。可能であれば、引っ越し当日は別の場所で預かってもらうといったことも考えましょう。
大型家具の位置はしっかり確認する
大型家具の設置場所がずれていたとしても、引っ越し作業後に自力で動かすことは大変な場合もあります。引っ越し作業中であれば位置を直してもらうことも可能なので、作業が完了する前に大型家具の設置位置をしっかり確認しましょう。
引っ越し業者に差し入れは必要?
引っ越しにおいて気になることのひとつとして、作業員への差し入れの要否があるでしょう。当然ですが、引っ越し業者は料金をもらって作業をしているので、差し入れがなくともしっかりと仕事をしてくれます。感謝の気持ちを伝えるために差し入れをしたいといった方は、差し入れのタイミングと内容に配慮すると、作業員により喜んでもらえるでしょう。タイミングとしては、ダンボール箱などの大量の小物をトラックに積み終わった後や大型家具を新居に設置し終わった後が休憩しやすいときなのでおすすめです。
差し入れるものとしては、500mlのペットボトル飲料が好まれます。お茶やスポーツドリンクなど、好き嫌いの出にくい飲みやすいものが好まれます。缶よりもペットボトルがよいのは、無理に飲み干さずに残しておけるためです。なお、引っ越し業者によっては依頼者から差し入れを受け取ることを禁止している場合もあります。事前に確認しておくことで、お互いが気持ちよく差し入れの授受ができるでしょう。
まとめ
ここまで、引っ越し業者の作業中に、依頼者はどこで何をしていればよいのかについて解説しました。引っ越し業者が困るのは、指示を仰ぎたいときに依頼者に確認ができないことです。作業の邪魔にならないことも大切ですが、作業に不都合があれば作業員が声をかけてくれます。あまり気にしすぎることなく、キッチンやトラックのそばで作業を見守るとよいでしょう。